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富山県の縁結びで有名な射水の古社

富山

富山県の縁結びで有名な射水の古社

はじめに

私たちが一般に「櫛」というと、髪をといたり、整えたりする道具として使用します。しかし古代においては櫛の尖った部分に呪力が宿るものと信じられており、髪に挿すことで霊力を授かったり魔除けとしても使われて歌用です。現在でもその名残として私たちが神社に祈願に行ったときに神様に奉納する「玉串」や神様を招く時に建てる斎串(いぐし)があります。また日本国内には「櫛田」という地名が残っており、「櫛田」とつく神社も福岡県と富山県に存在します。今回は富山県にある櫛田神社(くしだじんじゃ)を紹介したいと思います。

櫛田神社の歴史

櫛田神社は富山県射水市串田にある神社です。この神社の創建は社伝によれば、今から約2000年前、第14代仲哀天皇の時代、現在の総理大臣の役目を果たしていた武内宿禰(たけうちのすくね)が、この地に須佐之男命(すさのおのみこと)櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)をお祀りしたのがはじまりです。その後奈良時代には万葉歌人の大伴家持(おおとものやかもち)は参拝しており、この神社の鎮守の森を「古能久礼山 奈良比丘」と呼んだそうです。その後戦国時代には戦国武将もたびたび参拝したようです。

櫛田神社に伝わる伝承

櫛田神社の周辺には次のような伝承があります。昔々この神社の周辺には大きな池には大蛇が住んでおり、度々村人を食っていたといいます。しかしある時娘を食った途端、大蛇は苦しみだし死んでしまいました。村人が驚いて大蛇を見るとなんと大蛇の咽に娘が髪に挿していた櫛が詰まっていました。その後村人は櫛と娘をこの地に祀ったのがこの神社のはじまりといわれています。このことから「櫛田」と名前がついたのかもしれませんね。

櫛田神社の御祭神とご利益

櫛田神社の主祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)です。その他の御祭神として武内宿禰(たけうちのすくね)豊臣秀吉公前田利家公をお祀りしています。須佐之男命は「古事記」によれば、日本ではじめて結婚し、たくさんの神様を生んだ伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の子として生まれ、姉には太陽の神とされ、伊勢神宮の御祭神となった天照大御神(あまてらすおおみかみ)そしてすぐ上の兄には夜を束ねる神様である月読命(つくよみのみこと)がいます。またこの神様は民を苦しめた八岐大蛇(やまたのおろち)という大蛇を退治したことでも有名です。その大蛇を倒したのが剣であることからこの神社の神紋には剣が描かています。次に櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)ですが、この神様は須佐之男命が八岐大蛇を退治した後須佐之男命(すさのおのみこと)と結婚し、日本史上はじめて家を建て同棲した神様です。またこの神様の名前にある「櫛」というのは、八岐大蛇討伐の折、須佐之男命が櫛稲田姫命を守るため、櫛に変え、自らの髪にさして戦ったからです。このため、剣と櫛を持つことで「縁結び」の御利益があるといわれいます。なおこの神社の総合的なご利益は「夫婦円満」「家庭和合」「縁結び」です。

櫛田神社の見どころ

風鈴トンネル

櫛田神社の夏を象徴するのが、境内の一角に設けられた風鈴のトンネルで約400個の風鈴が12mにわたってつるされており、参拝客を癒してくれます。

大伴二三彌ステンドグラス館

大伴二三彌は、富山県射水市(旧新湊市)生まれで、日本のステンドグラス界の先駆けとなった人物です。彼は生前「ぼくは神明造りのこの簡素な社が大好きなんだ」とよく言っていたようです。この神社には「森のオキテ」「追憶の杜」など、代表的な40作ほどが展示してあります。来館される場合は神社の授与所で申し出ください。

櫛田神社のCDがある。

櫛田神社の四季を描いた、組曲を描いた「雷光風火」というCDを授与所で買うことができます。価格は2000円です。神社の風景を音楽に、という斬新な試みだと思います。ぜひ聞いてみてください。

和田川神社

和田川神社は、櫛田神社から約1キロ離れている和田川のほとりに建つ神社です。江戸時代(1709年)のこと、この周辺は和田川の豊かな恩恵を受けてきました。しかし自然は時に厳しく付近が渇水、または洪水に見舞われることの少なくありませんでした。そこで江下十一地区の人々が、その河川の安寧を願って神社を建てたのが、そのはじまりとされます。その後この地は豊かな田園地帯となりましたが、現在でも多くの人々に崇敬されております。御祭神は水神様水難除け、洪水除けの御利益があります。

櫛田神社へのアクセス

「富山」駅からあいの風富山鉄道にのり「越中大門」駅下車「越中大門」駅からタクシーで8分または「高岡」駅より、加越能バス70、170系統「中田中学校前」行で、「西広上口」下車徒歩23分

北陸新幹線「新高岡」駅から70系統、170系統「中田中学校前」行で「西広上口」下車徒歩23分

 

 

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