奈良のパワースポットで最強、天河大弁財天社とは？

はじめに

日本に数多くの神社があり、伊勢神宮や出雲大社には毎年多くの参拝者が集まります。このような神社は世間一般に知られており、行こうと思えばどなたでも行ける神社であるといえるでしょう。しかし中には岡山県にあるサムハラ神社奥宮や、熊野神社の奥宮のように、神様に選ばれないと辿りつけない神社も存在します。今回はその中から奈良県にある天河大弁財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ)を紹介したいと思います。

天河大弁財天社の御由緒

天河大弁財天社は奈良県吉野郡天川村にある神社です。この神社は竹生島、厳島と並んで日本三大弁財天の1つです。創建は飛鳥時代とされ、役小角(えんのおづの)によって、龍、水分(みくまり)の民族信仰の場であった霊山、弥山(みせん)の開山がされたことにはじまります。その時大峯蔵王権現に先立って、この神社の御祭神である市杵島姫命っ(いちきしまひめのみこと＝弁財天)が、勧請されたのがはじまりです。その後天武天皇により、吉野の坪内に、社殿が建てられ、吉野総社として確立します。また平安時代には弘法大師空海が、高野山の開山に先立って奥宮がある弥山で修行したようで、この神社には、密教の法具とされた五てん鈴やあ字観碑など、弘法大師空海に関するものが多数残っています。またここは吉野、熊野、高野の霊場の中心であり、かなり重要な地であったようです。なおこの神社の奥宮は背後にある弥山(標高1895ｍ)の山頂にあります。余裕があれば、そちらにも合わせて参拝してみるのも良いでしょう。

天河大弁財天社の御祭神とご利益

天河大弁財天社の御祭神は宗像三神の一柱である、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。この神様は、海上の交通安全ももちろんですが、芸の神様とも言われ、芸能人がよく来る神社でもあります。実際スランプになったミュージシャンがこの神社を参拝して、大復活したという例があります。またその他にも身体浄化、体調不良の回復などがあります。

この神社の御利益は「スポーツ、芸能上達」「財源」「縁結び」です。

天河大弁財天社のみどころ

五十鈴

五十鈴は天河大弁財天社の拝殿のみに設置されている鈴であり、その鳴らし方は、円を描くように、グルグルと回すのが特徴です。またこの鈴の不思議な音がＵＦＯを呼ぶとも言われており、実際目撃情報も多いようです。

神様に導かれてくる場所

天河大弁財天社は奈良県の山の中にあり、車でも公共交通機関でも、なかなかいけない場所にあります。また天河弁財天社に行く途中で体調不良を起こす方もおり、神様のご縁が無ければいけない場所であるといえます。言いかえれば、神様が必要だと思うときには自然とこの神社に導かれるということです。ちなみに、神社に近づいたあたりで、体調不良が起こるのは、身体の浄化が起こっている証拠で、好天反応であります。

母親の胎内と同じ環境

天河大弁財天社のある標高約1000ｍの環境はちょうど赤ちゃんが母親の子宮の中にいるのと同じ環境のようで、陰陽の気がバランスよく得ることができるそうです。ですから「生まれ変わり」「新たなスタート」には最適です。

天から降ったという石

ここ天河大弁財天社は先ほどからも書いている通り、宇宙との関わりが多いようで、天から降ったという石(隕石？)が四か所に祀られています。人によってはピリピリと身体がするそうです。

近年の発見

近年天河大弁財天社が洪水に遭った時、宮司さんが後片付けをしたところ古文書が出土し、本来この神社には国常立神(くにのとこたちのかみ)がお祀りされていたということがわかりました。この神様は「日本書紀」に最初に出てくる神様で、大地の祖神、地球の祖神といわれます。一説にはこの神様が瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)であるとも言われます。ご利益は「国家安穏」「出世成功」「開運招福」「悪霊退散」などがあります。